「卒煙」

　ネットサーフィン（今時こんなこというんだろうか？）してたら「卒煙」なる言葉を見つけた。タバコをやめることを一般に禁煙というが、言葉の意味としては他の人に喫煙を禁ずることだから、自ら喫煙の習慣をやめるのは「卒煙」という方がしっくりくる。で、僕も一年ほど前「卒煙」した。
　昨年の６月中旬にひどい風邪をひいて一週間タバコをやめていた。7月からタバコの値上げが決まっていたので、これを機会に一気に「卒煙」しようかと。元々ヘビースモーカーという訳ではなく３日に１箱程度だったので、逆にいつでもやめられるからと思ってやめなかったのだ。
　まあそんなカンジなので、やめてからも特にイライラしたりすることもなかったが、でも
夢は見た。タバコを吸っている夢だ。やっぱり吸いたかったのかな。それと酒を飲んでいるときはやはり吸いたくなった。なんだか手持ち無沙汰で酒のペースが上がる。酔うのが早くなって酒が弱くなった感じがした。
　２ヶ月ぐらいたったある日の酒の席でとうとう我慢できず一本もらって吸った。その後も飲みに行ったとき一本だけもらって吸うことが３回ほどあったが、最後に吸ったときに、気持ち悪くなってしまった。それ以来本当に「卒煙」した。考えてみれば、初めてタバコを吸ったときは、クラクラして気持ち悪くなったものだ。これがタバコを吸ったときの正常な体の反応なのではないか。こうして僕も正常な体？に戻ることができたのでした。