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クラプトンとパティの自伝… [Beatles]

最近続けて“自伝”を読んだ。

ひとつは「エリック・クラプトン自伝」。

エリック・クラプトン自伝

エリック・クラプトン自伝

  • 作者: エリック クラプトン
  • 出版社/メーカー: イーストプレス
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本
クラプトンがドラッグやアルコールに溺れていたのは有名な話だが
80年代中盤まで、完全に断ち切る事が出来なかったのは知らなかった。
今でこそ“紳士”なロック・アーティストだけど、若い頃は想像以上に
壮絶な人生を過ごして来たんだとなあと、ちとビックリしますた。

もうひとつは、「パティ・ボイド自伝〜ワンダフル・トゥデイ」。

パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥディ

パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥディ

  • 作者: パティ ボイド
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック・エンタテイメント
  • 発売日: 2008/08/30
  • メディア: 単行本

パティは、言うまでもなくクラプトンの元奥さんで、
その前はジョージ・ハリスンの奥さん。

パティって、小悪魔的な容姿と、ジョージを裏切りクラプトンのもとへ走った
“悪女”のイメージがあったけれど、実際のところ、二人の天才アーティストの
わがままに翻弄されたのはパティの方だったようだ。

どちらの本も、固有名詞が山のように出て来て、しかも脚注がほとんどないので
“読みもの”といては、けっこう読みづらい。でも、その方が却って自伝としての
リアリティがあるかも。

クラプトンの有名な「ワンダフル・トゥナイト」の誕生の様子もそれぞれに描かれているが
パティは、その歌詞を引用して感動的だけど、クラプトンの場合
「実際には怒りと欲求不満の中で書いていた。…捨ててもいいような単純な曲だった」
らしい…。

あと、クラプトンがクルマ好きなのも有名だが、
ジョージに影響されて、初めてフェラーリを手に入れたとき

「免許も持ってないし、オートマチックのクルマしか運転した事がなかった…」

って、それまでオートマは無免許で運転していた訳?で、

「家までの私道で、そのフェラーリのクラッチの使い方を一人で練習し始めた…」

って、結局免許は取ってないの?という疑問が残ったが、
パティの自伝でそれが明らかになる。

「彼は自分で自分の面倒を見ようとしなかった。
 自動車免許のテストさえ自分で受けなかった。
 自分に似た人を替え玉にしたのだ…」

って、ある意味すごいな…



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