クラプトンとパティの自伝… [Beatles]
最近続けて“自伝”を読んだ。
ひとつは「エリック・クラプトン自伝」。
あと、クラプトンがクルマ好きなのも有名だが、クラプトンがドラッグやアルコールに溺れていたのは有名な話だが
80年代中盤まで、完全に断ち切る事が出来なかったのは知らなかった。
今でこそ“紳士”なロック・アーティストだけど、若い頃は想像以上に
壮絶な人生を過ごして来たんだとなあと、ちとビックリしますた。
もうひとつは、「パティ・ボイド自伝〜ワンダフル・トゥデイ」。
パティは、言うまでもなくクラプトンの元奥さんで、
その前はジョージ・ハリスンの奥さん。
パティって、小悪魔的な容姿と、ジョージを裏切りクラプトンのもとへ走った
“悪女”のイメージがあったけれど、実際のところ、二人の天才アーティストの
わがままに翻弄されたのはパティの方だったようだ。
どちらの本も、固有名詞が山のように出て来て、しかも脚注がほとんどないので
“読みもの”といては、けっこう読みづらい。でも、その方が却って自伝としての
リアリティがあるかも。
クラプトンの有名な「ワンダフル・トゥナイト」の誕生の様子もそれぞれに描かれているが
パティは、その歌詞を引用して感動的だけど、クラプトンの場合
「実際には怒りと欲求不満の中で書いていた。…捨ててもいいような単純な曲だった」
らしい…。
ジョージに影響されて、初めてフェラーリを手に入れたとき
「免許も持ってないし、オートマチックのクルマしか運転した事がなかった…」
って、それまでオートマは無免許で運転していた訳?で、
「家までの私道で、そのフェラーリのクラッチの使い方を一人で練習し始めた…」
って、結局免許は取ってないの?という疑問が残ったが、
パティの自伝でそれが明らかになる。
「彼は自分で自分の面倒を見ようとしなかった。
自動車免許のテストさえ自分で受けなかった。
自分に似た人を替え玉にしたのだ…」
って、ある意味すごいな…
コメント 0